通信速度が従来の2.0より早くなったUSB3系統が出てしばらく経ちますね。
(2008年からあるらしい)
USB 3.xは規格の再構成を繰り返し、複雑でややこしい規格になってしまいました。
特にUSB 3.1から始まった「Gen」表記が混乱に拍車をかけています。
PCのマザーボードにも3.0対応やら3.2 Gen1対応やら書いてたりするけど結局どれがどれか忘れてしまうので備忘録としてまとめます。
今は3.2に全て統合されてますが、実際に世にでてる商品は出たタイミングによって、3.0表記だったり3.1表記だったりすることもあるので、、、(´Д`)ハァ…
USB 3.0/3.1/3.2の対応表
商品に書かれている規格がどれに対応するのかの一覧表を作りました。
結論は以下の通り!
同じ色のところは名称が違うだけで同じ規格です。
つまり USB3.0=USB3.1 Gen1=USB3.2 Gen1×1 です。
①が最初のUSB 3.0規格、
②がUSB 3.1で追加された項目、
③と④がUSB 3.2で追加された項目です。
また、3.1、3.2とバージョンアップするに伴って前の規格を含めるように名称変更が行われました。
現在は全てUSB 3.2となっているので赤枠の部分をおさえておけば大丈夫です。
が、過去のまま表記が更新されておらずUSB 3.0などと書かれているものもあるので、
対応関係と転送速度を理解しておくと良いでしょう。
また、③④はUSB3.2から新たに追加された比較的新しい規格です。
USB3系統は青色の端子がトレードマークですが、③④はタイプCのみなので少し判別しにくいかもしれません。
筆者の体感では③④はあまり見かけないような気がします。
(筆者のPC環境が新しくないだけかも💦)
USB3.0 (2008~)や3.1 (2013~)の頃からの歴史がある分、USB3.x系のケーブルは①②が主流な気がします。
大体のケーブルはUSB3.2 Gen1×1などとフルで表記することはほぼありません。
3.0、3.x Gen1、3.x Gen2と記載されている場合がほとんどです。
3.0ならもちろんのこと、Gen1のみ書かれている場合はだいたい①の転送速度5Gbpsです。
また、Gen2とのみ書かれている場合はだいたい②の転送速度10Gbpsです。
Gen1やGen2だけで③④を指すことはまずありません。
20GbpsのUSB3.2 Gen2×2の場合はおそらくその旨が商品にかかれていると思います。
USBケーブルや端子の横に記載されているマークも参考にするとわかりやすいです。
(必ずしもあるとは限りませんが…)
まとめ
青色端子が採用されているのはUSB3.2 Gen1×1とGen2×1です。
(豆知識:たまにUSB2.0のくせに青色にしている詐欺端子もあります)
Gen1×2やGen2×2は両端がType-Cのケーブルのみ対応なので、よく見かける青色のType-A端子は該当しません。
単にGen1やGen2と言った場合、転送速度5GbpsのGen1×1や転送速度10GbpsのGen2×1を指す場合が多いんだな~といったことを覚えておくと実用的かもしれません。
あと対応端子の形、USB 3.x Standard-Bや、USB 3.x Micro-Bなどなら5Gbpsで確定という知識も地味に実用的ですね。