テレビのリモコン、エアコンのリモコン、照明のリモコン、モニターのリモコン……
リモコン多すぎ!
読者の皆様の家庭にもリモコンがあふれていませんか?
あんまり多いと邪魔だけど無いと困るから…
現在多くの家電で採用されているのが赤外線リモコンです。
上記のようなリモコン、どこのご家庭にもあると思います。
いくつもリモコンがあると正直管理がめんどくさいですよね。
定位置に戻さないとすぐに見失っちゃいます…
もしスマホで家電がまとめて操作できたら
- なくさない
- 散らからない
- 電池要らない
便利だと思いませんか?
でもスマホで家電操作って……
そんなことできるの?
Wi-Fi対応してるような高価な家電じゃないと操作できないんじゃないの?
漠然と疑問を抱えていた時期が筆者にもありました。
この疑問を調査&解決し、実際にスマホで各家電を操作するまでに至りましたので、本記事ではその内容をお伝えしたいと思います。
本記事では赤外線リモコン対応家電をスマホでまとめて操作できるようにする商品をご紹介します。
Nature Remoでリモコンをひとつに!
赤外線リモコンで操作するタイプの家電をスマホで操作することはできません。(当たり前)
ですが、工夫次第で操作可能になります。
それを実現してくれる商品がNature Remoです!
Nature Remoはいわゆるスマートリモコンと呼ばれるものの一つです。
スマートリモコンとは、普通の家電を疑似的にスマート家電化できる便利なアイテムです。
このNature Remoでは各赤外線リモコンの信号を登録することができます。
一度リモコン登録してしまえば、後はNature Remoを通して家電が操作できるようになります。
スマートリモコンの仕組み
Nature Remoがどのようにして家電を操作するのかというと、下図のような仕組みなっています。
ネット回線(4G回線、Wi-Fi)経由でスマートリモコン(Nature Remo)に命令を飛ばし、それを受け取ったスマートリモコンは命令を赤外線信号に変換して各家電に伝えます。
スマートリモコンをスマホと家電の間に媒介させることで、あたかもスマホで家電を直接操作しているかのような状況を作り出すことができます。
Nature Remoの機能
Nature Remoではどんなことが行えるのでしょうか?
具体的には以下の通りです。
- 赤外線リモコンの信号を登録
- 登録したリモコンをスマホ経由で操作
- 登録したリモコンを音声で操作 (※要スマートスピーカー)
- スマホの位置情報で家電操作
- 搭載されている各種センサー(またはGPS)をトリガーにして家電操作 (オートメーション機能)
- 一連の操作をひとつのコマンドとして登録可能(シーン機能)
実際に使える機能を全て挙げました。
実はリモコンをまとめてスマホで操作できるだけでなく、スマートスピーカー(Amazon Echoとか)と組み合わせれば音声操作もできます!←めちゃくちゃ便利です
(後日別記事で解説予定!)
スマホのGPSと連携させて、家から半径○○メートル以内に入ったらエアコンをつける、などの使い方も可能です。←めちゃくちゃ便利です
GPSを利用した家電操作についての記事はこちら
非常に便利な機能が複数搭載されており、これ一台で近未来感のある生活を楽しむことができます。
Nature Remoの種類と性能差
Nature Remoには下記の6種類あります。
そのうち現在も公式で販売されているのは3種類です。
本記事では現役のモデルのみ紹介します。
(販売終了モデルはプレミア価格がついていて性能も低いためコレクター以外買う必要はない)
- Nature Remo 1 【販売終了】
- Nature Remo 2 【販売終了】
- Nature Remo 3
- Nature Remo mini 【販売終了】
- Nature Remo mini 2
- Nature Remo mini 2 (黒)
発売順に並べると、
1→mini→2→3→mini2→mini2(黒)
となっており、当然ながら新しいものほど性能が良いです。
何が違うのかというと、まず搭載されているセンサーが異なります。
miniシリーズに搭載されているのは温度センサーのみですが、3には温度/湿度/照度/人感の計4つのセンサーが搭載されています。
Nature Remoにはオートメーション機能というものがあり、Remo本体に搭載されているセンサー(またはスマホのGPS)を利用して家電の操作ができます。
また、3はBluetooth機能がついており、赤外線だけでなくBluetoothでも家電操作できるようになっています。
miniとmini2,mini2(黒)の主な違いは赤外線性能にあります。
要はリモコンの信号が届く範囲が異なります。
- Nature Remo 3 …… 約10m
- Nature Remo mini …… 約5m
- Nature Remo mini 2 …… 約10m
- Nature Remo mini 2 (黒) …… 約15m
となっており、現状最も広範囲をできるのはmini 2 (黒)となっています。
Nature Remo mini
- 温度センサー
Nature Remo mini 2
- 温度センサー
Nature Remo mini 2 (黒)
- 温度センサ―
Nature Remo 3
- 温度センサ―
- 湿度センサー
- 照度センサー
- 人感センサー
- Bluetooth対応
Nature Remoは基本的に壁に設置します。
現行のモデルにはすべて壁掛け穴がついています。
壁にピン等を刺し、引っ掛けるようにして固定すると良いでしょう。
ー余談ー
Remo1,2には壁掛け穴がないという欠点がありましたが、それももう過去の話となりました。
おすすめはどれ?
mini, mini2, mini2(黒), 3の各機を評価してみると、
性能:mini<mini2<mini2(黒)<<3
価格:mini=<mini2<mini2(黒)<<3
コスパ:mini=mini2>mini2(黒)>3
といったところでしょうか。
いろんなセンサー使ってみたい!って方は3を検討しても良いと思いますが、個人的にはminiシリーズで十分だと思います。
性能差は主に各種センサーの有無、Bluetooth対応かどうかにあるとお伝えしました。
しかし、Nature Remoを使っていく上でそれほど各種センサーは必要ないかと思います。
筆者はNature Remo miniを愛用しているのですが、ほとんど温度センサーは使っていません。
というのもGPSを利用したオートメーションが便利すぎてほとんどのトリガーをGPSで設定しています。
正直センサーの出る幕はあまりありません。
Remo 3のBluetooth対応についても筆者は今のところお金をかけるほどのメリットではないと考えています。
というのも皆さんBluetoothで操作できる家電って何か思い浮かびますか?
筆者は思い浮かびませんでした。
2021年7月18日現在Nature Remo 3のBluetooth機能で操作できる家電は目覚ましカーテンmornin’ plusとQrio Lockのみです。
(Nature Remo公式サイトに記載されています)
せっかくBluetooth対応といっても操作できる機器が2種類ではメリットが薄いです。
また今後Bluetooth対応の家電が増えてきたら検討の余地はあるかと思いますが、現状Bluetooth対応だからと理由でNature Remo 3を選ぶ必要はないと思います。
またminiシリーズの比較に関してですが、miniでも特に赤外線の飛距離が足りないといったことはありません。
よほど広い部屋でない限り、赤外線距離が5mあれば事足ります。
特にmini2(黒)はよほど広い部屋でない限りオーバースペックになると思います。
豪邸に住んでる人以外は選択肢から外して良いでしょう。
上記のような理由から、基本機能のみで価格を抑えたNature Remo miniがおすすめです。
2022/08/09 追記:miniは公式での販売は終了しました。
現行モデルでコスパを考えるとmini2が最も良いです。
商品リンク
あとがき。
本記事では家電をまとめて操作できるようにするスマートリモコン、Nature Remoをご紹介しました。
家電の疑似スマート化、興味もっていただけたでしょうか?
Nature Remoは筆者が生活に導入した中でもトップクラスに便利な製品です。
興味を持った方は是非購入を検討してみてください。
毎日の生活がちょっとだけ便利になります。
でもそのちょっとの”便利”が何百日、何千日と積み重なればきっと、あの時買って良かったと心から思える日がはずです。